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タカノハダイ&ミギマキ

公開日: : お魚料理

前にマコガレイ&イシガレイの時にも書いた大◯活魚センターのとれとれですが、コロナ前はこんな魚まで活かして持ってきてくれるの?って魚が混じっていたりして、しかもそれがめちゃ安かったりで、ほんと最高だったんですよね。

けど失敗もありました… 3キロクラスのサツオミシマはハズレ個体だったのか、強烈なゲオスミン臭… 海の魚でこんな臭いやついるのかって感じで、どんだけ工夫しても食べれなかった悲しい思い出。

そんな中で特に美味しかったのは700gくらいやったと思う活けタカノハダイ。タカノハダイの活け魚なんて、港町でも手に入らないです。逆に雑魚として雑に扱われます。

それが活けで運ばれてきて、お昼前に丁寧に血抜き〜神経締めされて売られています。しかも300円!!!!!

これはマストバイ!って感じで即買いました。2019年4月の事です。

けどもう春やし、味がどうなのか気にはなりましたが、結果から言うとめちゃくちゃ旨いです。

脂も乗ってるし、臭みも無いし、イシダイ/イシガキダイにひけを取らないですよ!

身を見ただけでも美味しそう。

とにかくこれはお刺身ですわ。
皮を引いたやつと皮付きの湯霜造りと両方やりました。

好みは皮引きの普通のお刺身かなー けど湯霜造りもそれはそれで旨いです。

あと、身の活かった刺身もいいけど、1日寝かせてもうまそうですねこの感じは。

とにかく、ほんとこれは最高の磯魚です!また見つけたら買いたい!!

と、思ってたら、ここ最近天満市場なんかで、活け締めのお刺身用タカノハダイが、キロ3500円位で売られるようになってきました。これはみなさんおいしさに気づいてきましたね…

嬉しいような悲しいような…

流石になかなか手が出せない値段よこれは。

そして、タイトルにもあるミギマキです。

これはタカノハダイ好きとして憧れていた近縁種でタカノハダイのヒダリマキに対してミギマキと呼ばれる魚です。
標準和名がミギマキ。

めちゃかわいい…

けどどう見ても何が右で何が左なの?どちらも頭から尻尾にかけて斜めに降りる縞模様では??

こちらはいつもお世話になっている志摩の魚屋さんが送ってくれました。
またレアな魚に出会わせてくれて大感謝!

サイズとしては300〜400gかな?小型なので刺身は諦めて一夜干しにしました。

前に白浜で食べたタカノハダイの一夜干しがめちゃうまかったんですよね。

というわけで浸透圧脱水シートで作った冷蔵庫干物ですが、ミギマキの一夜干し完成。

お味の方は、、めちゃ旨い!!
かなり脂も乗ってて少しキンメダイの干物に近い味の濃さでほんとおいしいです。

ミギマキもおいしい魚なんですね。

また食べたいです!

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大島茂。釣り歴40年のマルワ什器取締役、兼お魚部長。 某メーカーフィールドテスターを務めていた釣りキチの父の指導の下、 3歳から釣りを始め、小学校に上がるころには遠くの海まで一人で電車で釣りに行くようになり、 ブラックバスブーム以降はルアーフィッシングにハマり、現在は主にジギング、 特にシーカヤックからのジギングを中心に様々な釣りを楽しんでます。 また、幼いころから包丁を握り、釣ってきた魚は全て自分で捌く、 買ってきた魚でも、自分で食べる魚は基本的に一から自分で捌くをモットーに、 日々魚料理の腕を磨いてます。 そして、魚を釣ったり食べたりするだけでなく、 その生態自体にも興味津々の自他ともに認める魚ヲタで、 最近は魚のみならず、水生昆虫まで含む、水辺の生き物全体を愛し、研究中。 そんなお魚部長による、仕事と全く関係のないブログです。
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