*      

マゴチ&ワニゴチ

公開日: : お魚料理

今回はコチです。

コチってあんまり大阪湾では馴染みが薄いような気がします。

瀬戸内海とか全然いるはずだから、大阪湾にもいるはずなんですけど、釣りをしてても釣れるとしたらもうちょい南の方のイメージ。

というより、コチ釣りっていうと、東京湾の釣りってイメージでした。オリムピックの服部名人とかが「船宿」ってとこで釣るイメージ。

なんで、初めて食べたのも大人になってからでしたね。

徳島の沖磯で尺メバル狙いで頑張るもボウズ食らって、半泣きで上がってきたら某有名釣り師がプレゼントしてくれました。

その時は一緒にもらったサバがおいしくて、正直コチはなんだかこんなもんなん?って感じでしたね。。。

そのイメージが変わったのは、近所の大◯活魚センターで活けのコチを買うようになってから。

私は熟成魚も好きですが、完全に関西人なので、たまらなく活魚の刺身を愛しておりまして、週に一度は活魚の刺身が食べたいのです。

で、値段が手頃で活けで買いやすかったのがコチ類というわけです。

最初の頃は刺身で食べていたのですが、スズキの洗いにハマってからはコチはきっと洗いがうまいと思ってやってみたらめちゃくちゃ旨くて、それ以来ずっと洗いですね。

※これは最初のころの刺身

しかも梅雨前から夏にかけての魚のない時期に安く手に入りやすいのが良いです。

というわけで、ひたすら洗い、洗い、洗い。

洗いは身が締まるとダメです。

私は料理に関してはわりと大雑把で、食えなくなるほど不味くなるわけではないような工程なら、忙しい時はどんどん省けばいいというようなテキトー料理人モドキですが、これだけは絶対!

朝まで泳いでいたコチを午前中に〆たら、家庭用冷蔵庫なら野菜室に入れて、冷やしすぎずに保存します。
締め方にもよるけど、これなら大体夕方まで身が持ちます。

そしたら薄めの造りに切って、氷水で身が爆ぜるまで締めていきます。

あとは水気をしっかり切ってワサビ醤油でいただきます。酢味噌でもいいんでしょうけど、ワサビ醤油がやっぱり好きですね。

コチでもワニゴチでとどちらでも美味しいです。味に大差ない気がします。

また暑くなってきましたし、すぐにでも食べたいです!

それではまた!

The following two tabs change content below.
アバター画像
大島茂。釣り歴43年のマルワ什器取締役、兼お魚部長。 某メーカーフィールドテスターを務めていた釣りキチの父の指導の下、 3歳から釣りを始め、小学校に上がるころには遠くの海まで一人で電車で釣りに行くようになり、 ブラックバスブーム以降はルアーフィッシングにハマり、現在は主にジギング、 特にシーカヤックからのジギングを中心に様々な釣りを楽しんでます。 また、幼いころから包丁を握り、釣ってきた魚は全て自分で捌く、 買ってきた魚でも、自分で食べる魚は基本的に一から自分で捌くをモットーに、 日々魚料理の腕を磨いてます。 そして、魚を釣ったり食べたりするだけでなく、 その生態自体にも興味津々の自他ともに認める魚ヲタで、 最近は魚のみならず、水生昆虫まで含む、水辺の生き物全体を愛し、研究中。 そんなお魚部長による、仕事と全く関係のないブログです。
アバター画像

最新記事 by お魚部長 (全て見る)

記事を気に入ったらシェアをしてね

関連記事

お魚料理#3

先日釣ってきたアコウ(キジハタ)とアオハタを食べました。 基本お刺身と鍋です。

記事を読む

タカベ

タカベ。憧れたぜその響きと街に… 関西人には馴染みが無いっていうと関東の釣り人はビックリする

記事を読む

桜ブリ

一年に2、3ヶ月しかないおいしいブリがカヤックで狙えるシーズンでございます。 前回、めちゃく

記事を読む

コイチ

最近通っている近所の気の利いたスーパーなんですが、なかなか良い魚があります。 前回のオオヒメ

記事を読む

オオヒメ

前回、ハチビキを取り上げた時に、高知で食べたチビキを思い出して、それからというもの、チビキ系が食べ

記事を読む

アコウダイ

アコウダイです。魚好きなら憧れやろうし、深海釣り師やった父もアコウダイは目の色変わる魚でした。

記事を読む

アイナメ

今回はアイナメです。 私は、子供の頃から根魚が大好きで、一番好きな釣りが穴釣りっていう小学生

記事を読む

タカノハダイ&ミギマキ

前にマコガレイ&イシガレイの時にも書いた大◯活魚センターのとれとれですが、コロナ前はこんな

記事を読む

アンコウ(キアンコウ)

今回は少しベタな魚、アンコウです。 アンコウは父が好きで子供の頃からよく食べました。

記事を読む

戻りガツオ

秋です。 今年は戻りガツオの良いのが当たり年みたいで、いつもお世話になっております志摩の魚屋

記事を読む

イサギとメジカ

もうイサギのシーズンも終わりですが、割と長く美味しいイサギが釣れる北

マダカアワビ

またまたいつもお世話になっております志摩のお魚屋さんから凄いものを送

マガキガイ(チャンバラ貝)

いつもお世話になっております、志摩のお魚屋さんから、競りに見た事ない

春のサワラ

サワラは魚へんに春で鰆やけど、ほんまに旨いんは秋のサワラや!ってな事

志摩産ヒメダイ

いつも大変お世話になっております、志摩のお魚屋さんから珍しいものが揚

→もっと見る



  • 大島茂:マルワ什器取締役、兼お魚部長
    釣り歴43年のマルワ什器取締役、兼お魚部長。 某メーカーフィールドテスターを務めていた釣りキチの父の指導の下、 3歳から釣りを始め、小学校に上がるころには遠くの海まで一人で電車で釣りに行くようになり、 ブラックバスブーム以降はルアーフィッシングにハマり、現在は主にジギング、 特にシーカヤックからのジギングを中心に様々な釣りを楽しんでます。 また、幼いころから包丁を握り、釣ってきた魚は全て自分で捌く、 買ってきた魚でも、自分で食べる魚は基本的に一から自分で捌くをモットーに、 日々魚料理の腕を磨いてます。 そして、魚を釣ったり食べたりするだけでなく、 その生態自体にも興味津々の自他ともに認める魚ヲタで、 最近は魚のみならず、水生昆虫まで含む、水辺の生き物全体を愛し、研究中。 そんなお魚部長による、仕事と全く関係のないブログです。
PAGE TOP ↑