展活誕生前夜のはなし　第３話

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

一昨日から「展活誕生前夜のはなし」と題して“なぜ展活だったのか”を言葉にしストーリーにする試みをはじめています。今までに書いたものはこちら。

・展活誕生前夜のはなし　第１話
・展活誕生前夜のはなし　第２話

今日は第３話を書いていきます。

インターネットの波

昨日は得意先の倒産の影響で連鎖倒産の危機に陥るも、2003年に受講した「社長道場」という講座で学んだことをきっかけに「やっていける」という自信がついたところまでを書きました。連鎖倒産を回避するために最初の数年は思いつくことを全てやりました。飛び込み営業もテレアポもやりましたが、その中の一つにホームページがありました。2002年に手作りでマルワ什器のホームページを開設しました。当時、ネット上には什器を借りられるサイトは存在せず、需要があるのかどうかもわからない、まったくの手探りのスタートでした。

素人が見よう見真似で作ったサイトだったものの2年ほど運営するうちに徐々に受注が来はじめたんですよね。そこで「ホームページを強化することで新しい柱に成り得るかもしれない」と思い、大阪産業創造館のネットショップ向け連続講座“うりうり教習所”を受講することになります。これが2005年と2007年のことです。

こちらは2007年に受講したときの記念写真。今も毎月会ってる薮野さんと淡路さんとはこのときに出会いました。ここで学んだことをサイトに反映したところ売上はおもしろいように伸びました。要因はただただ先行者優位性です。当時ネットで什器を借りられるところがないにも関わらず、ネットでレンタル什器を探すお客さんは確実にいらした、ということです。

こうして上手くインターネットの波に乗ったマルワ什器は順調に売上を伸ばし、2008年には得意先倒産前の水準まで回復することができ、2009年は最高月商を出す月もありました。これによって2001年に決意した「私がマルワ什器を再建する！」という目標は果たされたと思いました。産創館の広報誌b-platzではこんな記事にもしていただきました。

「猛烈働きマン社長」と書いていただいています。この頃の私はまさにそんな感じでした。当時、話題になってたマンガでドラマにもなった安野モヨコの『働きマン』ですね。でも“働きマン状態”って続かないんですよ。あのマンガを描いた安野モヨコがどうなったかご存知ですか？　私にも彼女のその後と同じような一時期が訪れます。でもその時期に考えたことが展活につながっていくのであと数回お付き合いくださいませ(^^)。

まとめ

今朝は展活誕生前夜のはなし第３話ということでインターネットの波に乗ったマルワ什器が業績を回復した2000年代後半のはなしを書いてみました。あと２話で展活にたどり着く予定です。続きはまた来週～！

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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