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展活誕生前夜のはなし 第6話(完)

おはようございます^^
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

先週から「展活誕生前夜のはなし」と題して“なぜ展活だったのか”を言葉にしストーリーにする試みをはじめています。今までに書いたものはこちら。

・展活誕生前夜のはなし 第1話
・展活誕生前夜のはなし 第2話
・展活誕生前夜のはなし 第3話
・展活誕生前夜のはなし 第4話
・展活誕生前夜のはなし 第5話

今日は第6話(完)を書いていきます。

らせん状に昇っていく循環が見えた

前回は産創館が開催してくれなかったWeb活用講座を村上さんに直接お願いし、自主運営で開催することを快諾いただき、そこで展活が生まれることになる、というところまで書きました。2012年の年明けすぐからはじまったその講座でまずは「SWOTの書き出し」をやりました。SWOTの書き出しとは要するにマルワ什器の強みは何かを明確にする、ということです。この作業をする中で当初はマルワ什器のサイトをリニューアルするために受講した講座でしたが、いきなりリニューアルするのではなく一旦情報サイト(=展活)を挟む、という発想が生まれました。

つまり強みを書いてみたところ「こんな強みは嫌だ」としか思えなかったんです。何か一つ堂々と「これが強みだ!」と言えるようなものがほしい、そうだ!「展示会に強い什器屋になろう!」と、こんな感じでした。そのためにはいきなり展示会に強い什器屋だ、ということを前面に出したサイトは作れないので、現にその時点では展示会に強くもなんともないわけですから(笑)、一旦展示会情報サイトを挟むことで情報を発信するところに情報が集まってくる仕組みを作り、そこで得たものを元にレンタル什器の仕事そのもののビジネスモデルを変えることにつなげていこう、ということです。

この流れを思いついたとき「見えた!」と思いました。いまだにこのとき同席してくださった皆さんからは「一体何が見えたんだか全くわからんかった」と言われてるのですが(笑)、私には見えたんです。何が見えたのかというとらせん状に昇っていく循環が見えました。

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図にするとこんな感じ。

展示会情報を発信する→情報を役立てていただく→情報が入ってくる→更に精度が高い情報を発信する→お客さんの会社が良くなる→事例を発信する→他のお客さんの会社も良くなる→その事例を更に他のお客さんに応用する提案をする→∞

みたいな。少しずつ昇っていきながら影響のサークルが広がっていきマルワ什器もお客さんもみんなで良くなっていくらせん状の循環、こんな未来が見えました。私が体調不良で休んでいた時期「がんばりすぎたんや」って言ってくれた人が何人もいました。でも私はがんばりすぎたから倒れたんじゃありません。目的を見失ったから気が抜けただけです。私は自分が何かのためにがんばってる状態が好きです。でもその何か=目的が一方通行だといつか終わります。でも目的を循環させることができれば少しずつ大きくなりながら昇っていくらせんを永遠に描けるはず。そのとっかかりとなる展示会情報サイト=展活をまずは構築しよう、と決めました。

突き詰めたのは好きな“コト”じゃなく…

ではなぜ「展示会」だったのか。思い返すと勉強会などでお会いする経営者、特に後継者の方と名刺交換する際などに「展示会の什器のお仕事されてるんですね!実は今度展示会にはじめて出展するんです。相談に乗ってもらえます?」みたいなことをよく言われてたんですよ。でもうちは展示会に什器を納品したことは何百回もありましたが、展示会を作ったことはないし、どうすれば成果が出る展示会を作れるのかなんてわからないから何の力にもなって差し上げられない、という歯がゆさを感じていました。

調べてみると展示会の作り方について書かれた本などは存在せず、教えてくれる先生もいないと。みんなそりゃ困るよね、と以前から思ってはいたんです。そしてこのときの講座のメンバー平野さんと薮野さんも製造業の後継者であり、展示会作りに関しては自社で手探りでされている状態でした。このとき3つのコトがつながりました。

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それは会社が得意なコト会社が求められているコト私が好きなコト。継続して成長させていけるビジネスモデルってこのどれが欠けてもダメだと思うんです。展活はこの3つが重なるところにありました。そして更に言うと私の場合は「好きなコト」を突き詰めたというよりは「好きな人」でした。私が好きな人はがんばってる中小企業の経営者、特に後継者です。後継者ゆえの悩みに翻弄されてきた10年だったけど、そんな私を救ってくれたのもまた後継者の仲間でした。この人たちの役に立つためなら私はどこまでもがんばれる!そして今回はそのがんばりが一方通行ではなく必ずマルワ什器にとって価値のあるものになって返ってくるという循環を起こせる、と気付きました。

なので遅かれ速かれ同じようなことはしてたのかもしれませんが、あの時にあのメンバーであの講座を受けたから「展活」だったんだと思うんです。私が何を言っても否定せず全てを受け入れてくださる村上さんと、散々心配をかけてきた私をそれでも応援してくれる人たちと一緒に作っていけたことは展活の成り立ちやその後の展開にすごく影響していると思います。

思えば過去10年も「会社を倒産させないため」にがんばってたわけじゃなかったのかもしれません。父の役に立ちたかったからだな、と。これってすごく女性的な考え方。「誰に何を伝えるのか」の“何”よりも“誰”が大事なんですね。だからなぜ「展示会」だったのかというと「展示会が好きだった、得意だった」というよりは、「展示会を活用して自社を良くしていこうとがんばってる人が好きで、その人の役に立ちたかった」から。だから「展示会」で、「展活」だったんです。

以上、長々と書いてしまいましたが、展活誕生前夜のはなしはこれにてです。

まとめ

いやはや、展活誕生前夜のはなし第6話(完)は過去最高に長い文になってしまいました(笑)。お付き合いいただきありがとうございました。“なぜ展活だったのか”を明確に言葉にできたことでまた一つ先に進めると思います。そして私の経験が今悩んでいる人の問題解決のきっかけになるようであればこれ以上うれしいことはありません。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役(有)マルワ什器
1975年 大阪市生まれ。 1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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