東京ビッグサイトだけが展示会会場ではありません

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

一雨ごとに暖かくなってくるのを感じるこの頃ですね。カメラを持って散歩に出かけたくなります。明後日からは４月ということもあり、気分的にも新しいことをはじめたくなるのではないでしょうか。展示会出展もその一つ。これから展示会にチャレンジする方にぜひ知っておいていただきたいことがあるので書いていきますね。

いきなり東京ビッグサイト？

展示会というとどういうイメージがありますか？　東京ビッグサイトで開催される規模の大きな専門展を思い浮かべられる方が多いのではないですか？　確かに東京で開催される業界最大展示会にはその分野に興味のある人がもっとも集まります。展示会で成果を出していらっしゃる企業の方から「東京は母数が違う」「東京で出展してこそ意味がある」というような話を聞かれることもあるんじゃないですか？

ただ、東京ビッグサイトで開催されている展示会だけが展示会ではない、ということも知っておいていただきたいんです。展示会には専門展と総合展があります。東京の専門展がある一方で地方の総合展というカテゴリーの展示会もあります。私はいろんな企業を見ていて東京の専門展に出す前に地方の総合展を経験しておくほうが、いざ東京の専門展に出展したときも成果が出やすい、と感じます。展示会は独特の空間です。ブースを作る、搬入搬出、会場での接客、そういったことを体験することが本当に必要なことを知る準備になり、満を持して本気の本番に備えることになるようです。

なのでまずは地方の総合展に出展し、その経験を持って東京の専門展を見学。その際に自社が出展したときのイメージを持ちながら、必要なものをリストにします。そうやって１年から数年計画で出展計画を進めていくのが正しい展示会の出展ステップだと感じます。

見てもない展示会に出展するのは危険

お気づきとは思いますが、見てもない展示会に出展するのは危険ですからほんとにやめてくださいね。一度、運営会社に資料請求をしてしまうと営業をかけられたりして、ついつい「出展してみようかな～」と思うかもしれません。しかし地方の中小企業が東京の展示会に出展するのにどれだけのコストがかかりますか？出展料だけでなく交通費や宿泊費、決して小さくないリスクを持って出展するのですから、必ず自分の目で現場を見て、この展示会は自社が出展すべき展示会だ、という確信を持ってから出展を決めてくださいね。

まとめ

展示会は思いつきで出展するものではありません。１年から数年かけて地方の展示会で練習したり情報収集、実際に目星をつけた東京の展示会に自分で足を運び、自分で見極める。そういう準備期間を大切にしてくださいね。

今日もお読みいただきありがとうございます！

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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