取締役会長　大島彰夫逝去のご報告

有限会社マルワ什器　取締役会長であり、私の父である大島彰夫が先日、9月30日に逝去しましたのでここにご報告いたします。
葬儀は10月2日に既に済ませました。ご報告が遅れましたこと申し訳ございません。

父は1936年船場で代々続く老舗小間物問屋の分家の長男として生まれました。しかし戦後のゴタゴタで商売が上手くいかなくなったらしく、学校を卒業した後は長年、大洋工芸というマネキン会社で勤めることとなります。1987年50歳のときに大洋工芸から独立しマルワ什器を創業しました。

2000年ごろから身体のバランス感覚がおかしくなり、2002年にパーキンソン病を患っている、ということがわかりました。以来14年間の介護を経て2016年9月30日6時11分に79歳で亡くなりました。死因は急性循環器不全でした。

商売人の家に生まれたからにはいつか自分で起業をしたいという思いをずっと持っていた父はいち早く独立されていた親族たちにならい “マルワ”という屋号を自社にもかかげることとなります。

50歳で独立し自分の会社を持ったことは父の誇りでした。父がこの世に生み出し築いてくれたこのマルワ什器という会社のおかげで今の私たちがあります。

来年の4月1日、マルワ什器は創業30周年を迎えます。その日を父と共に迎えたかったという思いは叶いませんでしたが、その日はきっと空から見守ってくれることと思います。

写真は釣りが大好きだった父が宮津沖でハマチを釣りまくってスポーツ新聞に載ったときの記事です。

父は長年患っていたためお別れをする時間はたくさんあったはずなのですが、いざこうなってみると悲しいものです。私どもはこれを乗り越え、一層お役に立てるチームになるべく努めていく所存です。これが父でありマルワ什器の創業者である会長に報いることであると思います。

皆さま、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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