なぜ今ネットショップが展示会なのか４

公開日： 2015/06/25 : 最終更新日：2018/04/09 webとかSNSとか, 展活＝展示会活用のはなしインタビュー, なぜ今ネットショップが展示会

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今週はＴシャツ専門ネットショップの老舗イージーの岸本社長のインタビューをもとに「なぜ今ネットショップが展示会なのか」というシリーズを書いてきました。今まで書いたものはコレ↓↓

＞＞なぜ今ネットショップが展示会なのか１「きっかけ」「目的と成果」
＞＞なぜ今ネットショップが展示会なのか２「課題と解決法」
＞＞なぜ今ネットショップが展示会なのか３「今後の展示会プラン」

今日は４回目。このシリーズは今日で完結します。岸本さんへのインタビューをとおして私が感じたことを書いていきます。

ネットショップが展示会をやる意味

当初、私は卸をしないアパレルメーカーが展示会をやることの意味やメリットがよくわかりませんでした。しかし岸本さんから直接お話を聞かせていただきイメージとしては車の試乗会に近いということや、新保さんの取り組みの例でお話いただいてその意味がだんだんわかってきました。

新保さんとは滋賀の精肉店でネットショップの老舗近江牛ドットコムを運営する株式会社サカエヤの社長さんです。新保さんはお客さんと一緒にレストランで熟成肉やジビーフ（完全放牧牛）を食す肉MEETSという食事会をされたり、牧場を訪問し生産者・料理人・お客さんをつなぐようなイベントを頻繁に開催されています。

イベントに参加した人は新保さんの肉への想いをに触れファンになり、わくわく定期便を購入するようになります。またもともと近江牛ドットコムのお客さんだった人がイベントに参加してますますファンになり、お友達にわくわく定期便をおすすめしたりします。つまりリアル→ネット→リアル→ネットの好循環が確立されている、ということです。

岸本さんの今回の展示会は業種がアパレルなので暫定的に“展示会”という名前で呼んでいますが、内容は“体験イベント”なんですよね。直接お会いして商品に触れてもらえば必ずファンになっていただける。岸本さんが自社商品nutsシリーズに絶対的自信を持っていらっしゃるからできることです。

お客さんはそんな良いモノを作られた岸本さんと実際にお会いしてお話して「これからも岸本さんがつくるＴシャツを着たい」と思います。これまでも言われていたことですが、これからはますます何を買うかよりも誰から買うかが重要な時代になってくるのだろうと感じました。そしてその“誰”の部分を伝えるためにあるのが展示会という名の“体験イベント”なんですね。

まとめ

今週はＴシャツ専門ネットショップイージー岸本さんのインタビューをもとに「なぜ今ネットショップが展示会なのか」というシリーズを書いてきました。

写真は数々のネットショップの名店に影響を与えてきた岸本さんの宇宙基地のようなオフィスでインタビューをさせていただいた際のものです。

この記事を書くにあたり岸本さんから一切記事の事前チェックを受けていません。インタビューが終わり事前チェックの話をしたときに「そんなんええよ。感じたまま書いたほうがいい。」と言っていただきました。信じて任せていただけるありがたさ、岸本さんの懐の深さに感謝です。本当にありがとうございます。来年の展示会ツアーも楽しみです(^^)。

これにて「なぜ今ネットショップが展示会なのか」シリーズは完結です。お読みいただきありがとうございましたー！

この記事を書いた人
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大島節子

代表取締役：（有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。