講師１年目に気付いた“本当に大切なこと”

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は2013年から堺商工会議所で講師をさせていただいた５回連続の講座「展示会出展ゼミ」を通じて講師１年目に気付いた“本当に大切なこと”について書いていきたいと思います(^^)

一人一人と向き合えていない

展示会の専門家を目指して勉強中の私がはじめて講師、それも半年間の連続講座の講師をすることになり、自由になる時間を全て費やして今まで見てきた数百の展示会や先輩方から聴いてきた膨大で雑多な情報をノウハウにする、という作業を３ヶ月かけてやりました。その結果、自分なりに今まで誰もやっていなかった切り口で展示会活用方法について学べるプログラムができた、と思いました。

そんな準備を整えて臨んだ第１講。私はやらかしてしまいました。ある参加者さんをとてもおこらせてしまったのです。なぜおこっていらっしゃるのかわからないまま半年過ごし、出展後の成果ヒアリングでその方とはじめて面と向かって話しました。20分ほど話した頃でしょうか。その方があることを急に語りだされたのです。そのときやっとわかりました。その方が私の何におこってらしたのか。１講で私はその方のプライドを傷つける発言をしてしまっていたのです。なぜもっと早く耳を傾けなかったのか。その方によりそい「私、何かしましたか？」の一言が言えなかったのか。自分が考えてまとめたノウハウを時間内に言い切ることに気をとられすぎたゆえに、目の前にいる人の反応すら見えていなかったのだ、ということに気付かせていただきました。

知りたい！あなたの会社を、商品を、あなた自身を

そんな気付きがあり２年目の2014年は“参加者さんを知る”ことを最重要視しました。自己紹介タイムをとり、懇親会で飲んで喋り、３講と４講のあいだには参加企業28社、全社訪問させていただきました。そうして参加者さんのそばへこちらから歩み寄った結果、最終講のあとの交流会ではみなさんとこんなステキな写真を撮ることができました。

皆さんが持っていらっしゃるのは
手書きメッセージカードと共にお渡しした玉造幸村ロードの巾着です
（2016年大河ドラマ「真田丸」見てね！）

正しいことを言う人＝講師、ではない

１年目の私は講師とは「正しいことを言う人」だと思っていました。しかし正しいことを言う前にもっと大切なことがあると気付きました。私は展ゼミでは講師ですが講師である前にまだまだ修行中のひよっこ後継者です。後継者として家業を良くするために日々悩みながらもがいている旅の途中です。だからこそ自分と同じ立場にある中小企業トップの皆さんの気持ちは誰よりもわかりますし、皆さんに良くなっていただきたいと心底思っています。この思いをきちんとお伝えすること。そして皆さんの思いをきちんと受け止めること。それが大切なのだと気付きました。

以上、今週は展活と展ゼミの３年間を振り返ってみました。今年も展ゼミやります！３年をメドに事業を見直すらしいので今年は３年間の集大成。どきどき♪　その集大成の展ゼミを作っていくにあたりブログで振り返ることができてよかったです(^^)　来週はまた違うテーマで書いていきますね。

今日もお読みいただきありがとうございます！

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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